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視座を高めるためには?【元リクルート役員が訓練方法を伝授!】

  • yoshihisa togashi
  • 2024年10月13日
  • 読了時間: 11分

マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。


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【この記事(視座を高めるためには?)で書かれていること】


視座を高めるためには?どのように注意や指導を受けとめればいい?

(ヒガキ)今日はですね、ちょっと自分自身でもすごくお聞きしたいことがありまして。 何かこう、注意をされたりとかしていただいた後に、こう、すぐにそこに気づけずに、時間が経ってから、こう、あの時ああいう風にしていけばよかったっていう風に感じることが多くて。


自分の視座がこう高まるのがちょっと時間かかるなっていうのをすごい感じてるので、どのようにこう、注意とかを受け取っていくと、自分の視座が高まりやすいのかっていう、視座を高めるためには?という点をちょっとお伺いできれば。


(ハラダ)どんな時?


(ヒガキ)例えばですけど、僕はオレオレ君っていう話をよく聞きますが、見え方を気にしろっていうのは、お会いしてから 15年以上経ってますが、最初のうちから結構色々な機会いただいてたと思うんですよ。でも実際見え方、あの時こうしとけばよかったなとか、こういう意味だったなって分かったのって10年ぐらい経ってからで…


(ハラダ)それを分かったのは何だったの?


(ヒガキ)実際にそこで自分が損してたのとか、こういう風に思われてたんだなっていう事実とかを知ったことですかね。

(ヒガキ)具体的にこの態度がこういう風な印象を与えてたりとか、言われたり実感したりとかなんですけど、その経験回数も多分もっと手前にあったと思うんですよ。


(ハラダ)ヒガキは人に言われてもムリだろ。

(ハラダ)自分の尊敬してる人に言われたらどうなの?それでも違う?誰に言われるかかな?


(ヒガキ)でもそれって外的要因じゃないですか。自分の中での何かを変えることでそれができるようになるんだったら、それをやりたいなと強く!!


(ハラダ)できんのかな?人の振り見て我が身振り直すとか。 あと1つ上の立場で物を考えるとかっていう。よく自分がやってるのは自分の立場だと、なんかそんなのさ…って思うことでも、上の人がやってたりするのを見ると、あ、その立場で考えたらそうだよなっていう風に腹に落とすっていうのやってたけどね。ただ、相手の気持ちに立つとか、そういうことなんじゃないの?言われた人はどう思うんだろうとか…


(ヒガキ)言ってくれた人はどういう風な背景で言ってくれたかとか…


(ハラダ)例えば、なんでそういう話が変わってるのかなっていうことで、そこには裏があるわけでしょ?だから、 それから考えると、自分はどう思われてるんだろうっていうことから類推していくしかないと思うんだけどね…誰かが言ってくれてるっていうことはそこには裏があるから、それは色々何でだろう?ってことを考えるとか、その人だったらどうしてる?どうその対応するんだろうとか、同じ立場だった時に。


特に自分が尊敬してる人ってどうなのかな?とかっていうのを考えながら、自分の中で想定していってできてるのかなって思うのかな…どうですか?ちょっと。


視座の高さと視界の広さの違いは?


(トミー)まずね、視座が高いかどうかっていう話なんですけど、視界が広いと視座が高いって何が違うんですか?

(ヒガキ)同じ感じに捉えてました…


(トミー)何が違うんだろうね。


(ハラダ)3次元か2次元か?違う?


(ヒガキ)まあその、次元の感覚はありますね!高さというか、なんていうんだろう、自分のチームを見るのか、もっと上の会社組織全体を見るのかみたいな。でも、それって視界に近い…


(ハラダ)人によるからね、捉えるのが…


(ヒガキ)間隔的にはその視界は平面で視座は俯瞰だねっていうような感じですけど。ちょっと厳密な感じがよくわからないです。


(トミー)結局、視座が高くなれば視界が広くなる っていうことだと思いますよ。

(トミー)これ、立場の話なんですよね、視座が高いってのは。視座っていうのは、物事を見る立場の話をしているんで。で、視野っていうのは、知識とか自分が考える思慮の及ぶ範囲のことでしょ。で、視点っていうのは、こう、自分が見てるところ、視線が注がれてるところっていう風に考えると、視座っていうのはやっぱり物事を見る立場のことだから、 視座を高くするためにはとか、視座の高め方っていうのは、さっきもハラダが言ってたとところで言えば、1個上のポジション、物事を見る立場は、今自分が見てる立場より高いところに立った時にどう見えるんですかっていう観点で物事を見ない限り見えないんですよ。立場論だから。

(ハラダ)はい、なるほど!


視座を高めるためには、1つ上のポジションで考える訓練を繰り返すこと


(トミー)立場に立たないとわからない。その立場に立たないと分かんないんだけど、疑似体験を自分の中でどういう風にしますかていうことで、上司の人の力量とか関係性にもよるのかもしれないけれども、視座を高くしてあげるために、1個上のそのポジションの人はどういう風に考えてるのかとか、常にそのポジションに至った時にはどういう風に考えるの?っていう質問を投げかけるとかね、っていうようなことを繰り返し繰り返しやっていかない限り、そういう訓練なくしてそのポジションにつかない限りは何もわかんないんだと思いますよ。

(ヒガキ)なんとなく勝手に上がっていくというか思ってたので、確かにこのタッチシミュレーションしていくとかっていうのはすごく腹落ちしました!


(ハラダ)でもそれは普段やってない?自分では。


(ヒガキ)多分僕、そこの中での選り好みがあるんだと思います。自分が想像しやすい所とか、自分がその立場の所にこうシミュレーションしやすい所はイメージできるんですけど、苦手なところに関してはそこの立場っていうのを全く意識しなくなる…


(ハラダ)それ、苦手なのは何なの?例えばうちの会社、こうしていこうよっていう中で色々動いてるってことで、時々「それが急に来るの!?」って色々あるじゃん。だけどそれって、なんでそれ言ってんのか?ってこと考えて、こういうことなんだろうなって思うことが、多分さっきの視座を上げるって話だと思うんだよね。それやってると思うんだけど…自分の仕事の中で。


(ヒガキ)自分の中でやれている所とやれてない所があって、やれてないところがやっぱり斜に構えるとか…その斜に構えることよりは、自分が求められる役割とか、もっと上の視座で考えると、当時斜に構える必要なかったよとか、もっとちゃんと受け止めるべきだったみたいな、なんかそういうことが数年後にわかることが多いので…

(ヒガキ)そん時は多分全くもってシミュレーションしてないで、自分が言われた時のその言葉に引っかかって反発するとかになってしまってたので、なんでシミュレーションを…


(ハラダ)後輩から同じこと言われたらどうするの?視座どうあげるんですか?って。


(ヒガキ)シミュレーションしようよっていう話だなと。何でこれやるんですか?とかっていうのはなるべく背景伝えるようにしてるんですけど、背景の先にはその視座を高めるっていうところもあるよって伝えていければ受け取ってもらいやすくなるのかな…


(ハラダ)でも僕は長いから付き合い、言いますけど、全然前より良くなったと思いますよ。


(ヒガキ)そりゃある程度経験してますからね(笑)


(ハラダ)昔は結構本当になんかやんちゃというか、やだったらやだしか言わないみたいな感じでしたけど、全然今はちゃんと受け止めて、いろんなこと考えて…


(ヒガキ)その受け止め方も今はやっぱりその、ポジティブに受け止められるようにはなったと思っていて。


(ハラダ)何でそれ言ってるかわかんないっていう感じのアプローチが多かったんですよ。それが今ないもんだって、あんまり。すごく成長されたと思いますよっていう落ちになってしまいました。


(トミー)そういう話もいいんだけど、どちらかというと、視座が高い人っていうのは、そのポジションにつかなくても高いっていう風に言われる人は、じゃあいるんですか?いないんですか?っていう風に言ったらどうですかね?


(ハラダ)僕はいると思います。


(トミー)じゃあ、それは何が違うんでしょう?っていうことなんで。


(ハラダ)うんうん、そこはすごい気になります。


(トミー)それは学問的に僕は勉強してるわけじゃないから、はっきりとしたことは 言えないですけど、感覚的に言えばね、視座が高いよねって思う人っていうのは、多くの経験をしている。その経験の中から学んでるから、そのポジションに期待される能力以上の能力を持っている人であると、やっぱり質高いよねって思うんだね。

(トミー)じゃあ、その能力ってどんなような所ですかっていうと、①発想。そういうような発想をするんだっていうのは、ここのポジションの人ではあんまり出てこないような発想をしてるとかね。あとは②頭の回転が早いっていう、 そういう意味合い。なるほど、これとこれとこの情報から、これを組み合わせてこんなようなことを考えつくんだ!みたいなね、いうようなところの話じゃないかなと思うんですよね。


その発想と頭の回転の速さで視座が高くて深く考えてるみたいな、そんなようなイメージなんです。その立場に立って考えるってことだけではなくて、やっぱり常日頃情報をいっぱい収集して、それに対してどうして。どうして? どうして?どうして?っていう風に思ってる人と思ってない人の違いっていうのが出てくんじゃないかなって思う。

常に疑問を持ち、仮説を立てていく力を磨くことも視座を高めていく


(トミー)それから、冒頭にあった注意をされて、それが腹落ちするまでに何年もかかるみたいな話なんだけど、これは結局、何でそういう注意をされるのかっていうことに対して、なんでだろう?なんでだろう?っていうことを考えてる人と、そうですか。って流しちゃってる人で、僕はやっぱりすごく差がつくと 思うんですよ。で、伸びる人材ってどういう人材だろう?っていうことをね、昔リクルートの中で議論した時に、なぜなぜ小僧となぜなぜお嬢っていう風に誰かが言って、なるほどなって思ったんですけど、やっぱり なんで?どうして?っていう常に疑問を持つとかね。


それに対して、自分でこう考えて仮説を立てていくていう力っていうのが、常にもう日々、事柄ごとにそういうことをやってると、もうそういうくせ・習性がついてくんで、常に、なんで?なんで?なんで?こうかな?こうかな?っていう仮説を、こう、どんどん、どんどん作っていくっていうんですね。

(トミー)で、そういうようなことを繰り返してると、何か忠告された時、何でだろう?どうしてだろう?こういうことかな?じゃあこういう風にやってみよう!みたいなことを、PDCAを回してる人と、 あーそうですか、わかりました。何か知らねえけど、こんな風に言われたからな、気をつけるか。ぐらいに思ってる人は、もう雲泥の差になってきますよね。


腹落ちする時って、納得感があるかどうかってのも大事だし、自分がそれを本当に直したいことなのかどうなのかっていうことにもよるし、そうやって考えると、常に自分を成長させたいっていうかね、より良い方向に持っていきたいっていう風に思ってる人は、言われたことに対して真摯に受け止めて、なぜだろう。どうしてだろう。じゃあこれをこういう風にしてみようかっていうPDCAを繰り返して、どうすかね?ってまた確認をするみたいなことをしてる人と、どんどんこう開いてくっていう。


(ヒガキ)僕ははどちらかというと、当時の態度に関しては まさにふーんでしたね。理由も説明してもらえなかったし、自分でも何も感じてなかったので。それがこう、メンバーを持ったりとか色んなことをやることによって、今までこうだったんだなっていうのを身につまされたりしながら、変わろうっていう風に思えたんで、変わっていけたなーという風に思いました。


(ハラダ)そうだね。小さい経験の中でもそういうのを自分で色々考えたりとか、仮説を立ててみたりと繰り返していく中で、数少なくそれが実現できるかもね。


(ヒガキ)はい。ぜひちょっと頑張っていきたいと思います。


(一同)はい、どうもありがとうございました。



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