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メンタルケアが必要になった新人への対応法【元リクルート役員が解説!】

  • yoshihisa togashi
  • 2024年8月25日
  • 読了時間: 7分

マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。


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【この記事(メンタルケアが必要になった新人への対応法)で書かれていること】


研修や配属が終わって元気がなくなった新人のメンタルケア方法は?

(サトウ)よろしくお願いします。今日は5月病、6月病についての管理職目線の方ですね。研修や配属が終わって元気がなくなり、メンタルケアが必要になった新人への対応法についてです。


(トミー)昔は5月病と言って、ゴールデンウィーク明けですね、会社に出社してくるとですね、4月最初入ってきた時はすごい元気だった新人たちがなんか元気ないなという風に思うのが5月病という風に言われてきましたけれども。


昨今はその研修の期間が長くなってですね、4月1ヶ月だけじゃなくて、4月、5月とリモート研修みたいな感じで長くなって、配属されるのがだんだん後ろに倒れてくる。そうなってくると、気持ちがなかなか晴れないなという風になってしまう人が6月に出てくるということで、6月病という風にも言われてるそうです。


そういうような新人たちにどういう風にケアして対応するのかということなんですが、まずはですね、やっちゃいけないことを今日はお話しします。


やってはいけないこと「精神論で新人に対峙をする」

(トミー)やっちゃいけないことは何かっていうと、医学的な知識もない素人の人たちがですね、医者のごとく「そんなもんは気合が足りないからだ」とか「やる気がないからだ」みたいな精神論で新人に対峙をするということは、これは絶対にやってはいけないです。

(トミー)ここを見てる方、ひょっとすると医師の資格持ってる方いらっしゃるかもしれませんが、極めてレアだと思いますので。一般的なビジネスの世界の組織長の皆さんはそのような資格を持っているわけでもないのでですね、私もそうなんですけどね、自分でセルフジャッジをして、決めつけた発言をしないっていう、これが1番大事なことかなと思います。

(トミー)メンタル的な話とですね、体に症状が出てくるというですね、2つの側面がありますので、 まずは気持ち的にどうなんだということと、あと体的にどうなんですかという、この2つをちゃんと事実を押さえるというようなことをしてあげていただきたいと思います。


上司として本人が対応できる選択肢を提示する

(トミー)で、 1番良いのは、診療内科に行ってみてもらうというのが僕はいいんじゃないかなと思うんですけども、ここで2つの問題がよく起こります。 1つは、よかろうと思って言ってあげてるんですけども、発言を聞いた新人の方が過敏に反応して、「いや、これぐらいで医者に行けって言うんですか?」というような感じに思ってしまうんじゃなかろうかというような側面ですよね。

 

2つ目は、逆に言うと、そういうような感じで話をしてしまうと、 「僕をそういう病人扱いにするんですか?」みたいな感じで思われてしまうんじゃないかっていうような、こんなようなことを色々心配する上司の皆さんもひょっとするといるかもしれません。


ただですね、一般的に5月病、6月病という風に言われている話というのも今世の中多いし、以前に比べれば対面のコミュニケーションが減っているというのも事実だから、不安に思うこととか大丈夫かなと思うようなことも増えてきてるんで、「一旦心配だったらちゃんと病院で見てもらうという選択肢もあるよ」ということで、材料を提供してあげるうちの1つとしてそういうものがあると、こういうような言い方をしてあげればですね、決めるのは君だよと。


マネジャー自身も1人で抱え込まない

(トミー)2つ目は、聞いた話をですね、あなた自身で抱え込まないってことです。 これも、こういうような話があったってことをちゃんと上司に報告をするというようなことですね。その上で、「自分としてはこういうような対応をしましたけれどもどうでしょうか?」と、上司とちゃんとすり合わせをするということです。

 

会社によって、それからその上司の方によって対応の仕方っていうのも色々あるとは思うんですけれども、自分自身も抱え込むってことをしない、新人にも抱え込むってことをさせないということが非常に大切です。

(トミー) 新人に対して自分で何かしてあげられることができるのか?というような側面で言えば、いくつか方法はあると思います。先ほど言った医者に行く以外に、こんなようなことをして解決をしていくっていう方法もあるよと いうことで、ネットにも出ていますけれども、①体を動かすとかですね、②暴飲暴食しないとかですね、そういうような側面もあれば、③コミュニケーションをやっぱりもっと頻繁に取るというようなことで、例えば毎日、じゃあ5分間話そうかとかね、そういうような側面でコミュニケーションをとって解決していくということも提示をしてあげるのはいいことです。


最もですね、気を付けていただきたいことを今から言います。それは何かって言うと、逆に皆さん自身がメンタルにならないという、そういうことですね。

(トミー)会社に来てもらったばっかりで、これから力を発揮してもらおうというような、人を預かってるという立場の皆さんからするとですね、2つのタイプに分かれるような気がするんです。そういう上司の方って。

 

1つは、①よっしゃ任せとけ。というような感じで、新人になんとか早く一人前になってもらうために頑張ってやってこうと思うタイプの人もいれば、②自分大丈夫かな?と自分が担当した新人がやる気がなくなって「会社来るのが嫌です」って言われちゃうと、「自分の教え方とか対応の仕方が良くなかったんじゃないかな?」という風に、まあ心配になってしまって、自分自身が逆に気持ちが重くなって、会社に来るのが嫌だなっていう風に思ってしまう人がいるかもしれません。 


で、現実的に過去、真面目な人ほどそういう傾向にあってですね、リクルートの時にもそういうようなマネージャーがいました。そうならないためにはですね、同僚のマネージャーとかその上司に「こういうようなことがあった」っていう風に、ちゃんとコミュニケーションを取るっていうことが重要だと思います。

(トミー)「上司に自分が対応できてないっていう風に思われてしまうんじゃないか」っていうね、怖がって抱え込むっていうことが、さっき新人が自分1人で抱え込んでしまって、なかなか言えないっていう風に思うのが良くないって言ったのと同じような観点に落ちるという風に思うんで、なかなか上司に言いにくかったら、同僚とかね、仲のいい先輩とか、そういうような方に相談をするということをされた方がいいと思います。


ここも1人で抱え込まないということです。心の部分の症状と体の部分の症状というのが2つありますからここをですね、しっかりと自覚をまずするということ。自分なりの対応方法でまずは頑張るということも必要ですけれども、誰かにそれをシェアするということによって肩の荷が下りるということで随分改善されることもありますんで、これは新人に対しての話と全く一緒です。皆さんもそういうような行動、行為を考えて行動をされることがいいんじゃないかなという風に思います。


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