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モチベーションを下げる上司への対処法【元リクルート役員が上司の心理を暴く!】



マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。


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【この記事(モチベーションを下げる上司への対処法)で書かれていること】


視聴者からのお悩み相談~上司が邪魔をする~

(ヒガキ)視聴者の方からの質問です。T.Sさん30代男性、小売業10~15年の職歴です。 50代男性の直属の上司についてのお悩みいただきました。

私が新しい仕事や成果を上げるチャンスを手にしようとした時に、上司に邪魔をされてしまいます。

(ヒガキ)以前、新商品のタイアップの話があり、私が窓口になって進めていましたが、上司が相手企業にかなり無理のある条件を突きつけた結果、その企画が流れてしまいました。 納得がいかず説明を求めたのですが、支離滅裂な説明で理解できないものでした。 その他にも小さな妨害行動等があり、成功の直前で潰されてしまうことがあります。


そんな上司に対して、他のみんなは諦めムードで定年まで我慢しようとなっています。中小企業ですので、直属の上司の上司とも距離は近く相談はできますが、直属の上司が極端に嫌がります。転職をするしかないのでしょうか?


(トミー)これはなかなか辛いっすね。


(ヒガキ)そうっすね。


(トミー)モチベーションを下げる上司への対処法ですが、前にもちょっとね、伝えたと思うんですけど、この上司辛いなっていう上司は1人体験したことあるんですけど、最後はどうしてもその上司に消えていただかないとですね、もう耐えられないという風に意を決してですね、上司の上司に直接かけあうっていう行為をしましたが。


しましたけど、それはもう、それがうまくいかなかったら、もう自分はその組織にいられない、もっと言っちゃえば、 「別にリクルートもうやめるか」ぐらいの覚悟を持って言ったわけなので、結果として、僕の場合は、その上司の上司の部長がですね、 理解のある人でしたし、かつ、僕、見ていてくれたので、私が言ってることをよく理解をしてくれたっていうのがあってですね。


まずは、上司の気持ちになって考えてみる


それで環境を上手く整えることができたわけなんですね。 ただ、今回の場合、話を聞いて、少しね、あの…、理解、認識はしますよ。なんだけど、少し冷静になって考えたいなっていう風に思うところが1個あります。まず、この50代の上司の気持ちになって考えたことがありますでしょうか?T.Sさんってことなんですね。

(トミー)じゃあ、なぜあなたの上司は「企画が流れてしまいました」流してしまうようなことを相手に言ったのでしょうか。それから「小さな妨害行動があり、 成功直前で潰れてしまいました」って書いてあるんですね。妨害行動って、これ結構ね、大変なことですよね。でも、妨害行動と受け止めてるのはT.Sさん。その上司からすると、妨害行動っていう風に思っていたかどうかってことですよ。 どうですか?ヒガキくん。自分がね、その50代の上司だとしたら、なんでこういうようなことをするんだと思いますか?


(ヒガキ)そうですね。企画を流すこと自体が、例えば売り上げを減少とか、そういう 結果になるとしたら、流したくはないっていうのは多分上司側も思うので、何かしらその流したくなるような彼側の提案の粗とか、 彼が見えていない他の事情があって流したのかなっていうのはちょっと感じます。


(トミー)当然、T.Sさんは説明を求めてますから。で、その時、支離滅裂なこと言ってるわけですよね。T.Sさんからすれば。なんででしょう?


(ヒガキ)ん~?視座が違う?

(トミー)どう違うんですか?


(ヒガキ)例えばですけど、その上司がその部門あるいはその組織の最適化を考えた時に、これは流した方がいいって話をしています。でも、そのT.Sさんの方は、自分の業績としてどういう風にしたらいいかっていう話をしてるので、ずれていく。


(トミー)本当にそう思います?


(ヒガキ)え。そうかな。と思ったんですけれども。


(トミー)ちなみにヒガキくんの場合はこういう上司いたらどうするんですか?


(ヒガキ)僕は文句言いに行きます。


(トミー)誰に言うんですか?


(ヒガキ)まずはその人に。


(トミー)でも支離滅裂なことしか言われないですよ。


(ヒガキ)そしたらその上の方かその横の方ですね。


(トミー)でもみんな諦めムードでね。じゃあ上の人に直談判しに行きゃいいっていう結論上がると、そういうことになっちゃう。


(ヒガキ)そうですね。


(トミー)同じ結論はそうだとしてもね。いや、なんでこの人がこういう風に言うのかっていうのを、もうちょっとね、考えた方がいいんです。

(トミー)考えられない?他に。まあ無理かな、ヒガキじゃ。まだ若いし、あ、若くもないんだよね。※若く見えますけど、実はそんな若くもない。


上司が新しいチャレンジをしたくないと思っている場合の対処法


僕は50代なんで、ある意味、その50代の人が中小企業でね、 管理職でいる場合に、どういうことを言うんだろうか?ということもちょっと考えてみたんですけど。1つ大きいのは、やっぱね、新しいことって書いてあったでしょ。新しい仕事ね、あんまりやりたくないんですよ。もうあと少しで定年というような中で言うと、それがうまくいくかうまくいかないかわかんないわけでしょ。

 

で、もし今のままずっと行けば、何事もなく波風も立たずにこう行くんだけど、新しいことによしゃやろうって言って失敗したら誰が責任取るの?と。っていうようなことがどうも先に考えついちゃうじゃないかなていう風に思ったらどうかとかね。 だから、全て何かチャレンジをしようっていうなことがあると、すごく後ろ向きになる。

(トミー)で、それに対して、多分ね、この人自身もわかってんですよ。 そういうことに、やめた方がいいっていうのは「チャレンジした方がいいのかもしれないけど、やめた方がいいんじゃないの?」っていう。自分のことを理解してるんだと思うんですね。だから、聞かれた時に支離滅裂になるんですよ。


(ヒガキ)うん、なるほど。うん。


(トミー)「(上司)いや、そんな新しいことはやんない方がいいんだ」って言ったって、「(部下)新しいことやんなかったらわかんないじゃないですか」って言われたら、返事のしようがないよねっていう。 そういう風に考えると、じゃあどうすりゃいいんですか?ってことですね。で、この場合、やっぱり僕の中では2つあって。 1つは人間、新しいことをやりたくないっていうのはそんなことはないんですよ。

誰しもが新しいことにチャレンジをしたいっていう風に思うんです。なぜか?人間っていうのは、それで進化して生き残ってきたから。 ただ、問題は、自分自身から新しいことをやりたいっていう風に思わない限り動かないんですよ。

だから、このT.Sさんがこの上司に、自分が、その上司が何か新しいことやってみたいなっていう風に思わすしかないですよね。


ただね、そんな年上の上司をそういう風に思わせるってことは、そんな簡単なことじゃないですね。なので、そのやり方の1つとしては、1個上の上司の人のところに行って、「ここが問題で上司がそれを反対してる」って言うのか、上司に関しては何も言わずに、「上司と一緒にこれをやりたいんで、ぜひ応援してください」と、「こうやってアプローチしてこうやろうと思ってるんで、ぜひ上司と私のこのペアを応援してくれ」って言ったら、 その上の部長かどうかわかんないけど、 そういう人が「なんか今度新しいことやろうと思ってんだってな。2人で頑張れよ」みたいなことを言ってくれれば、もしくは、そのリスクを恐れてるんであれば、そのリスクが低いんだっていうようなことを、上手く伝えて、安心するような言葉を上司の上司からかけてもらうとか、そういうことかなと思ってます。

(トミー)T.Sさんの周りにいる人も、しょうがないよねっていう風に諦めてしまってるっていうような状態だということは書いてありますから。 これ、横の繋がりで、みんなでね、なんとかしてこの人を変えようっていう風に動いても、なかなか難しいと思うんですよ。だから、そういうようなことを考えるというよりは、うまくその上司も認めてもらえるような言い方を伝えることで 巻き込んでいく。巻き込み方っていうのをもう少し考えたらいいんじゃないかなと思います。

(トミー)で、ただ、もう最後の最後は 諦めるという選択をするのか、いやいや、じゃあ場を変えてでもそれをやりたいのか?そういうようなみんなと一緒に諦めるような人生送りたくないっていうんだったら、これはもう勝負でいくしかないですね。 ただ、その時はうまくいかない時の覚悟、リスクを負ってアプローチをするっていうことだと思います。


(ヒガキ)ありがとうございました。



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●人材育成・組織課題の解決支援を行う株式会社エクスペリエンサーは元リクルート役員冨塚と、同じくリクルート出身の富樫とで共同創業をした会社です。

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