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部下の成長に繋がる正しい叱り方【元リクルート役員がズバッと解説】



マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。


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【この記事(部下の成長に繋がる正しい叱り方)で書かれていること】


視聴者さんのお悩み「上手に叱れない」

(ヒガキ)はい、よろしくお願いします。本日はですね、視聴者の方から、上手く叱れないっていうような声がありまして、部下の成長に繋がる正しい叱り方としてどういう風に叱るのがいいのかっていうところをお伺いできればという風に思います。


(トミー)叱れますか?


(ヒガキ)そうですね。叱るタイプだと思いますが、小言っぽく聞こえちゃうかなと思います。


(トミー)なるほど。𠮟ると小言っぽいってのはたぶん違うということなんでしょうね、今のね。


(ヒガキ)上手くは叱れてるっていう自信はないですね。


(トミー)「怒って」はいませんか?


(ヒガキ)怒ってはいないつもりです。


叱ると怒るの違いは?

(トミー)叱ってると。じゃあ、叱ると怒るは何が違うんですかね。


(ヒガキ)叱るは愛情、怒るは感情


(トミー)よく覚えてますね。


(ハラダ)すごいね!


(ヒガキ)結構僕、昔、感情的だったので意識してますね。感情的にされることもあったので、もう感情はなるべく出さないようにはしてます。


(トミー)今、話をしてくれましたけど僕の中では、叱るっていうのは注意をするっていうことで、叱る相手のことを思って伝えていくということなので、愛情という言い方をしてますね。怒るってのはもう感情的になるということなので、相手のした事柄に対してということではなくて、そのこと自体、実行している人に対しての感情ですね。怒りの感情というのを、自分の感情を相手にぶつけるという行為だろっていうことで話をしたことがあります。


なので、今ヒガキくんが言ってくれた通り、正しい叱り方ってのは相手のことを考えて、相手の成長に繋がるというような意味合いで注意をするっていうのが正しい叱り方なんじゃないのと、こういう風に思います。

(トミー)ハラダくんは叱るのが苦手?


(ハラダ)苦手ですね・・・


(トミー)ですよね。よくちゃんと叱れよという風に言われてきたと思うんですけど、何で苦手なんすかね。


(ハラダ)叱る時って例えば何かミスをしたりとか、そういうことに対して、次やって欲しくないからきちんと指摘をして直してくれるようにと思いながら言うんですけれども、なぜか結局言い方が弱いのかわからないんですけど、結局同じミスるじゃんみたいな。こちらとしては怒りたいわけではないので、きちんと自分のミスの原因を理解して次やらなければいいよっていうつもりで言ってるんですけれども、優しすぎるのか何だか、そこがちょっとモヤモヤしてるんですけれども。


(トミー)それは叱られたことがあるヒガキくんからいうと…


(ハラダ)ヒガキさんが叱られたことあると思います?ないと思ってるでしょ?


(ヒガキ)ないです。


(ハラダ)ほらー!叱ってるんですよ・・・


(トミー)なかなか今、面白かったですね!これ台本ありませんのでね。


(ハラダ)今日も実はですね、ちゃんと指摘をしたつもりだったんですが、本人に響いてないんだなって。


(ヒガキ)指摘だとは思ってますよ!


指摘と叱るの違いは?

(トミー)指摘と叱るは何が違うんですかね?


(ハラダ)そこの感覚だな~やっぱ。


(ヒガキ)強弱ですかね?


(トミー)淡々と言われるのは指摘で叱られるっていうのは、声が荒いとかそういうことですか?


(ヒガキ)求められる改善の幅なイメージです。指摘はこの角度をちょっとこうしてとかっていう程度ですけど、叱られるは、もっとこう角度が広く…


(ハラダ)角度ってどう叱ったらいいのかな?例えばですね、今日、実はですね、アカウンタビリティという説明責任能力が低いっていうことを、僕はあれ、指摘と叱るの入れて言ってるのですが、言い方が弱いんでしょうね。


(トミー)僕はその場にいたんですけど、いいアドバイスしてるなっていう・・・


(ハラダ)そうか、そのぐらいの感じでしたね。ずっと言いたいんだけどあんまり強く言うとな~と思いながら、どう伝えると一番本人に分かるかなと思いながら、ぽっぽと出してる。


(トミー)でも、今のコミュニケーションはなかなか、示唆に富んでると思うんですけど。指摘と叱るが違うっていうのは違うんだろうと。指摘してそれが理解されていれば、別に叱らなくてもいいってことですよね。でも、指摘だけだと弱いから、結局繰り返すんじゃないかってことですよね。叱られたことは繰り返さないけど指摘は繰り返し…?


(ヒガキ)あ~…ちょっと答えづらいですけど、心に刻み方が違いますよね…やばいっていう感じが、叱られるだと刻まれる。


(トミー)それは何が違うんですかね?指摘と叱られるの。

(ヒガキ)期待値と現状のギャップかなっていうのは感じてまして、ここまで来て欲しいのにここすごい低かったら叱られるんだけど、ここからここっていうのは指摘になる気がしていて、目指すところは、自分的に一緒なんですけど、その目指し方、今からすごくフルマックス頑張らないと、目指せないよねっていう風に感じるか、言い方悪いけど手なりというか…


(トミー)そういう捉え方!僕はね、明確に違いますね。指摘っていうのは、もっとこういう風にした方がいいよとか、そういうアドバイスのレベルで話しますけど、叱るっていうのは、多分これぐらいは当たり前にできるよね、ヒガキだったらという風に思ってることに対して、何でそれができないのっていうようなこととか、この話は以前したよねと、また繰り返してるよね、何でとか、多分そういうのがあるんですよね。叱るっていうのは。そもそもそこのことが彼にはちょっと難しいんじゃないのっていう風に思ってたら叱らないっすからね。


いや、それはもっとこういう風にやんなきゃ駄目だよっていう注意をするとか、アドバイスをするとか指摘をするっていう言葉遣いの対応になりますけど、叱るっていうのは、より確かに強いっていうのはあるんでしょうけど、初めてのことではない可能性が多いかな。初めて言うことを、いきなり叱るっていうのは、それは誰がどう見たって、そんなことしないよねっていうことをしてしまったような時には初めてでも叱るかもしれないですけどね。


(ハラダ)その意味で言うとそこまでのことではないんで今回の件っていうのは。でも、本当はすごくやってほしいんですよね。

(トミー)だから「もう少しちゃんと説明責任を果たせるような言い方をしなきゃいけないよね」っていうやり取りを聞いていて。僕もそれはそうだねっていう風に思いましたけど、それは叱るではない。


(ハラダ)そうですね。そういう風に考えるとそうです。


(トミー)説明する時にもっと「こういう言い方より、こんなような表現をして言わないと相手に伝わらないからね」「そうですね…」ってやり取りがあって、「いや、この間も言ったけどさ、なんでまた同じような言い方してんの?」「すいません!」「2度と同じようなそういうことやっちゃ駄目だよ」ってなると叱られてる感じがしますよね。


(ハラダ)確かにそうですね。でも、今日のこの動画で、逆に言うと叱る以上に心に刻まれたと思います。


(ヒガキ)そうっすね。あと常々やっぱりその説明責任っていうのはおっしゃっていただいてたので。


(ハラダ)いや、駄目だよ。それ言ったらだって2回目3回目だから、俺叱らなきゃいけないじゃない。


(トミー)それは叱らないといけないですね。


(ハラダ)いつも言ってんだろ!って言わなきゃいけない。そういうオチですか・・・


(トミー)いやでも、相手のことをちゃんと思って、改善してほしいっていうことはベースなんだけど、叱れない人っていうのは、表現の仕方のこと言ってるような気がしましたね、今の会話。ハラダくんはやっぱり叱るのが苦手で、それはあの強い口調で言うのが苦手なんすよね。だから同じことを言うにも、僕は普通に喋っていても怒ってるように聞こえるっていう風によく言われるんですよね。


(ハラダ)偉くなってからそういう感じになったかもしれないですね!


(トミー)昔からですよ…もう、その通りですって今顔をされていたと思うんですけれども、何でですかね?何で叱られてるって感じるんですかね?言葉が強いですか?


(ヒガキ)ん~~~~~~~~。いや、言葉というよりは、自分が多分すごい不足してるものが多いと思ってるから、ご指摘いただくことが不足してるっていう風に強く思うんじゃないかなっていうのは。言葉が強いっていうことを、時々思うことありますけど、毎回そんな多い数を思ってるわけじゃないですよ。


(トミー)表情が柔らかではないとかね。同じ言葉を言っていてもハラダくんが言うのと俺が言うのはちょっと受け取り方でも違う?


(ハラダ)多分、期待値が高いんだと思いますよ。冨塚さんの期待値が高いのと、やっぱりそのぐらいやれてくれて当然だよね!って思って接してるからだと思うよ、多分。お前そのぐらいやれるよねって思ってる人だと思うよ。


(トミー)そう思ってなかったらそういう言い方はしないでしょうね。どうですか。


(ヒガキ)多分僕がそういう風な接し方で成長しやすいタイプなので、そこも多分。


(ハラダ)そうやった方が成長しやすいんだ。


(ヒガキ)はい。


(ハラダ)じゃあ、俺もそうした方がいいんだよね…


(トミー)相手を見て、言い方を変えるってのは、常套手段ですよね。


相手にちゃんと伝わっているかが不安になったら


(ヒガキ)逆に叱る上で愛情はあるんですけど、耳を閉じさせたくないっていうバランスが結構難しいと思うんですけど、ここら辺でどういう風に考えられてお話されてます?ちょっと強めに言うとか、何かする時っていうのは、相手がちゃんとそうだな!変わろうとか、何か受け入れようとかっていう風に思ってもらうような伝え方をした方が意味があると思うんですけど、こういう風に言ったら伝わらないんじゃないかとか、僕は割と小言というか、結構言っちゃうタイプなので、これ以上言ったら伝わらないかなとかっていうところをすごく考えてしまって、意外と上手く伝わらないとかっていうのが出ちゃってるんですけど。


(トミー)伝わるか伝わらないかっていうのは、「言ってみて」って言えばいいんじゃない?


(ヒガキ)確認をするんですね!本人に。

(ヒガキ)自分で伝わってるかどうかっていう心配するんだったら確認しちゃえばいい。


(トミー)今、俺は結構色々言ったけど、結局どういう風に伝わってる?って聞けばいいんじゃない?


(ヒガキ)確かに、そうですね。


(トミー)叱るのが苦手な人は、きっちりと同じミスが起こらないように、ちゃんと指摘をするんだという風に思って話をするってことから、まずはやったらどうですかね、ていうことと、叱るにはパワーが実はかかるんですよね。だからそこまで言うのかっていう感じもあったりしますね。


なのでやっぱり相手のことを考えたりとか、仕事や組織のことを考えて、同じ失敗をして欲しくないから、ちゃんと心を込めて伝えるんだという風に伝えればいいんじゃないすかね。


(ヒガキ)なるほど。はい。本日もありがとうございました!



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