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会議で部下が発言しない理由は?上司がすべき会議の進め方を元リクルート役員がズバッと解決!


マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。


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【この記事(会議で部下が発言しない理由は?)で書かれていること】


ヒガキのお悩みシリーズ「会議を活性化させたい」

(ヒガキ)またまた僕の悩みなんですけど、メンバーと会議を開いているときに、なかなか活性化しないで、一部の人間しか喋らないような場になってしまうことがあるんですね。やっぱり会議だからもっと意見を言って参加してもらいたいなと思んですけど、積極的ではないメンバーにどう対応していったらいいでしょうか?


(トミー)それは自分が開いている会議で、そういうような感じになっているということ?


(ヒガキ)はい、そうです。


会議が活性化しない理由は2つある


(トミー)会議で部下が発言しない理由は、大きく言って、2つに分かれますよね。一つは、①意見が無いんですよ。

(トミー)だから話をしろと言われてもいや、何もないのに話をしろと言われましても困りましたね・・・っていうことですね。

で、二つ目は、いやいやいや、②どうせ言ったって否定されるし、ヒガキさんと違う意見を言って無駄でしょ?って言わないパターンですね。

(トミー)もうちょっと違うやり方もあるんですけども、大きく言うとこの2つだと思います。


会議が活性化しない理由①「意見が無い」を改善するには?


(トミー)で、1つめの話がないっていうのは、これは会議の運営の仕方に問題がありますね。

(トミー)今日の会議はどんなようなアジェンダなんですか。今日の会議は議題はなにがあるんですかということを事前にちゃんと伝えてますか?それに対して意見をちゃんと述べてくださいねというようなことがちゃんと伝わっていますか?ってことです。突然ね、議論が活発になるってことはないわけです。なので、大体会議体でシーンとする会議と活発になる会議ってのは、どちらかなんですよ。


で、普段活発なのに急に活発じゃなくなるっていうのは、これはなかなか喋りにくいテーマってことなんですよ。

だから、「喋れって言われても喋れないな」みたいなことですね。ところが、普段から活発じゃないっていうのは、仕切りの問題ですね。

(トミー)話しにくい状態になってるってことなんですね。意見をちゃんと準備してきてもらうように仕切って会議をしていくってことです。じゃあどういう風にするともっと意見がでるのかっていうことなんですけどね、僕がやったやり方で言うと、グループマネージャーになった時に、新しくメンバーになった人たちと1回目の会議をやった時に、ほとんど意見が出ないわけですよ。


これは、意見があるんだけど空気を読んでる人とですね、それに対して全く意見がないんだって言う人、それからどうやって話していいか分かんない人。そもそもこの場でなんで自分が言わなきゃいけないんですかって思っているような人とか、色んな人がいるわけですよ。


その時に、場を活性化させるためにはやっぱり、みんなから意見を言ってってもらわないといけないので、これはもう事前に仕込みます。その場を活性化させるために、例えばベテランの人に関しては、「新人に対してもっと話を振って

みんなで考えるっていうような風土・雰囲気を作っていかないとグループである意味がないよね。僕はマネージャーだから当然そういうアプローチをするけど、アナタは、私の次に後任として考えてるんで、上手く全体が活性化して意見が出るような場づくりっていうのを、役割としてあなたに任せますから、うまく意見が出るような雰囲気作りというのをやってください。僕がいない次、あなたがやるんだからね、どうすればいいと思う?」って言う風に言うと。

(トミー)逆に新人に近いような人たちには、興味関心を持つ部分に関して色々言うわけです。

(トミー)これどっかの撮影の機会にいいましたけど、例えば、自分の業績をものすごく上げることに興味はあるんだけど、人の業績に全く興味関心がない人に関しては、「この会議の場で色んなお客様の話をするんだけど、もし自分が担当した方がもっと数字をあげられるって言う風に思うんだったら、担当させてもいいよ。その代わり、そのお客さんに関してどういう風にすればもっと数字が上がると思うのかっていうことをちゃんと発言しろ。それがなかなかいい筋ついてるなと思ったら交換してあげるよ」っていったら「本当ですか!」って言って興味関心を持ってその場に臨むから、色んなことを聞きたくなるっていうね。


コンサルタントになりたいって思っている人に関しては、自分が1人で担当できるクライアントの数ってのは、コンサルタントっていうのは労働集約型ビジネスだから限りがあるんで、そういう風に考えると自分のお客さん以上に対応できることないから。営業担当の人にアドバイスをして、それを実際にお客さんにやってもらった結果を聞くと自分の担当している社数以上の事が経験できるよね。だから色々アドバイスをしてあげたらどうか?」みたいなね。


結局一人一人がその場に参加して何か興味関心があるとか役に立つとか、ためになるとか、そういうような思いを持ってその場に集まってもらわない限り、場は活性化しないですよ。

(トミー)そういうような仕組仕掛けってのはできてますか?って言うのが1つ目の問いに対する解です。


会議が活性化しない理由②「どうせ発言しても無駄」を改善するには?


(トミー)2つ目は世の中一般的にはこっちのが圧倒的に多いと思うんですけど、その会議を仕切っているというか立場が一番強い人の態度だと思いますね。

(トミー)それは意見が出ないんじゃなくて、出ない雰囲気を作ってるんですよ。醸しだしてるんです。あなたに結論はありませんか?って話です。これ僕が新任マネージャーになった半年くらいしたときに、リクルートでいうとゼロワンって当時言ってたんですけど、リーダーみたいな人ですね。


課長の一歩手前みたいな人が「トミーさん、ちょっといいですか、みんなね、色々なことを話したいと思ってるんだけど、結局トミーさんが答えを持ってますよね。だからみんな黙っちゃって色んな意見を言いにくいっていう風に言ってるんで、結論を持つのやめてくれませんか」って言われたことがあるんですよ。


例えば会議で、「(トミー)このスポンサーに対してどうアプローチしたらいいと思う?みんな言ってみて」っていうとみんなシーーンですよ。で、そのゼロワンのやつだけが、「こうこうこういう風にやってみたらどうかな?どう?」「(他のメンバー)あ、ありがとうございます」「でも」とか言いにくい。


僕は黙って聞いてるんですよ。「(トミー)俺、黙っているだけじゃない。特に何も言ってないよね?」

「(セロワン)いや、そんな怖い顔されて聞かれてたって何も言えませんよ」っていう風に言われちゃうっていうね。

(トミー)存在だけで萎縮をさせてしまっているっていうそういうことってあると思うんです。で、本人は全くそういうの気付いてませんから。もしくは何の気なしにいった否定的な言葉「いやそんなのやったって無駄じゃん。他ないの?」「一生懸命言ったのに無駄って言われた。もう言う気ないわ・・・」っていうようなことっていうのは往々にしてあるんですよね。


会議が活性化しない原因が自分にないかを自問する


(トミー)なので、多くの場合はですよ、なかなか会議が活性化しないなとか意見が出ないなとか思ったら、まずはあなた自信の立ち振る舞いに問題がないかということを自問自答する。

(トミー)で、自問自答して分からない時は、99%自分に原因があると思った方がいいです。それで思い当たる節があるんだったらすぐそれは変えりゃいいんだけど、思い当たらない場合は思い当たらないぐらいなんですよ。


で、周りの人に聞いても、関係性の質が高い人は言ってくれるかもしれないけど、もう怖いとか言っても無駄と思われてる場合には誰も言ってくれないですから。


こういう人におすすめなのは・・・何回かやったことあるんですけど、あんまりやりたくはないんですけど、僕が上司の時にね、その中間管理職の人たちがなかなか上手く場が活性化しないといった時に、その会議を撮影させたんですよ。撮影とか録音。それを持ってこいと。で、それをこう見せるわけですよ。で、逆にすごい活性化している会議をやっているグループの会議にオブザーバーで参加させるわけ。そうすると、自分の運営の仕方とあまりにも差があって気づくっていうね。


でもそこまで自分でやろうと思う人はなかなかいないと思うからね。まあほとんど、上手くいってないのは自分になんか原因があるんだろうなと。その原因をちゃんと探るということをしましょうと。①自問自答する②周りに聞く。それでもダメだったら③うまくいってる会議の場にオブザーブで参加して、盗んで帰ってくる。最後の3つめを自分で出来る人は多分変わっていくと思います。


(ヒガキ)昔、僕の領域だと割りとネットの用語だったりとかシステム系の用語が多い中で「質問ができない。こんな質問していいのかが恥ずかしい」みたいなこと言われたのすごい思い出しました。多分そういう質問ができる場を作るってことが会議を活性化させる一歩目だなと。「勉強して来いよ」って思ってたんですけど、当時は。そういう場を作りたいんだったら、そこの受け入れをちゃんとできるようにならなきゃいけないなっていうのをすごい感じました。


(トミー)そうですね。

(トミー)(ヒガキ)ありがとうございました!


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●人材育成・組織課題の解決支援を行う株式会社エクスペリエンサーは元リクルート役員冨塚と、同じくリクルート出身の富樫とで共同創業をした会社です。

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