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変化を嫌う社員への対応方法は? 元リクルート役員がズバリ指南!


変化を嫌う社員への対応方法は? 元リクルート役員がズバリ指南!

マネジメント総数10,000人以上!元リクルート役員で弊社、株式会社エクスペリエンサー取締役 冨塚 優(通称:トミー)が主催する、人材育成、組織開発のナレッジが詰まったYOUTUBEチャンネル「ポケカルビジネスTV」の内容をダイジェスト版としてご紹介していきます。


弊社の組織人事に関わる課題解決サービスについては、こちらより

 

【この記事(変化を嫌う社員への対応方法)で書かれていること】


変化を嫌う社員への対応方法

変化を嫌う社員への対応方法

(ヒガキ)本日はメンバーシップの方からいただいた質問です。変化を嫌う社員への対応方法を教えてくださいっていうテーマになります。


(トミー)ヒガキさんは変化を好みますか?好みませんか?


(ヒガキ)割と好む方だと思います。


(トミー)ハラダさんはどうですか?


(ハラダ)仕事が変化するのも好きですね。っていうかまあ変化の方がいいです。ただプライベートはちょっと面倒くさいなと思いますが…


(トミー)今日は仕事の話でございますんで、仕事上で変化を嫌う社員を変えようと。まあ今二人は同じ変化を好むというような話をされましたが、私は変化がないと死んでしまうという風に思ってしまうくらい、変化するのが当たり前だろうと思っています。


変化を好む人は1割?

変化がないと死んでしまう

(トミー)この手の話をですね、よく研修とか人が多く集まっている場面で、皆さんは変化を好みますか?好みませんか?っていう質問をさせていただきます。で、そうするとですね、変化を好むっていう風に言う人はどれぐらいいると思いますか?


(ヒガキ)40%


(ハラダ)2割ぐらい?


(トミー)リクルートでやって大体4割くらいですね。一般でやると10%ぐらいですね。大体1割ぐらいの人しか変化を好むって言わないんですよ。人間は変化を好まない動物なのかという話なんですけども。


(ハラダ)変化していかざるを得ないと思うんですけどね、人間って。環境変わりますし、環境によって仕事変わってきますよと。なんでそんななんでしょうね?僕はよくわかんないですけど、1割の人たちの気持ちが。


(ヒガキ)僕もそうですね。やっぱ変化した方が面白いっていうのを自分で知っているので、変化したいなとは思います。

最も問題なんです今の話が

(トミー)で、これがですね、最も問題なんです、今の話が。何が問題かっていうと、自分が変化を好んでいる人が上司の場合にはですね、変化を好まない部下を見たときに、悪い言葉でいいますけど、「なんでこいつら変化をしないんだ。変化を好まないんだ」って思っちゃうんですよ。


だから、「変化しろよ!」ってことを要求されるわけです。で、変化を好まない人からすると、今はカンファタブル、心地いいわけですよ。で、それに対して、「現状、別に何の問題も感じないし、今で良いじゃん」って思ってる人に、「変化しろ!変化しろ!」って言われるわけですよ。そうすると、「何言ってるのこの人…」っていうことで、shutdownですね。言う事聞かなくなるっていう。


この質問者も「変化を嫌う社員の対応」逆に言うと変化が苦手で、安定している社員に変化を求めるって言うんだけど、うまく変化したいっていう風に思ってくれないっていう。

最初から変化をする気持ちを失わせさせてしまってる

(トミー)いや、それはもう最初から変化をする気持ちを失せさせてしまっているってことなんですよ。どういう風にすると変化をしてくれるのか。この方から見るとそのメンバーの人っていうのは「もっとこういう風に変わっていけばいいのに。場合によっては変わっていけるよねっていう風に思ってるのに、何で変わろうと思わないんだ・・・」っていう意識的な部分と「いや変化したいですって本人も言ってんだけど変化ができない!」っていうこの2つのパターンがあると思うんですけど、多くの場合は多分前者の方で、「何で変わろうという風に思わないの?」っていうところで、「自ら変わりたい!っていう風に思ってくれればいいのにな」って思ってるっていう、こういうことじゃないですかね?


ちなみに2人は変化を好まないメンバーはいましたか?現在進行形だとちょっと色々と都合が悪いので・・・


(ヒガキ)いました。


(トミー)それはどういう風に変化を好まなかったですか?どういうアプローチをしてどんなような反応だったんですか?


(ヒガキ)変化をした先に良い未来があると思うっていうのと、現実的に今ここが課題になっていると思うって話をして、ここ目指さないかっていうようなアプローチをしているんですけれども、そこのステップの努力が分からなくて、「難しいです…」みたいに止まってしまう子が多かったなって気がします。


(トミー)「どういう風にその薔薇色の未来に向かっていけばいいのか?どういうステップ踏んでいいのかわからない」って言われたんですか?


(ヒガキ)はい。


(トミー)で、そしたらどうしたんですか?


(ヒガキ)「まずはここからやってみたら?」っていう話はするものの、一歩目を出す気持ちになれずに、一歩目がでないっていう感じです。


(トミー)何ででしょう??


(ヒガキ)う~~~ん。そこはずっと悩んでて分かってないですね・・・


(トミー)こっちの方が明るい未来だよっていうところが本当に明るい未来だって思えたんですかね?

本当に明るい未来だって思えたんですかね?

(ヒガキ)あ~~~


(トミー)「ヒガキさんは明るい未来だって言ってるけど私には見えないわ」っていう風に思われたら、ヒガキさんに対しては「そうですね、そっちの方がいいかもしれませんね」って口では言うけど、一歩踏み出さないですよね。

カメラの横でメンバーが頷いておりますが…


(ヒガキ)確かにそうですね。


(トミー)ハラダはそういうの体験ありますか?


(ハラダ)自分のメンバーに変わりたくない人っていうのはよくいましたね。よくあったのは、ある程度の経験があって自分でこう覚えたことがあって、回せている人。特に一つのものを自分で抱えている人に多いんですけれども、それ変化していこうとすると自分が得たものをなくしていってしまうので、「やっぱり変化したくない。変えなくてもういいんじゃないですか?」っていう風に言う方々はよくいました。


変わりたいって思ってる方々は「一緒にやってみよう!」っていう形なんですけども、変わりたくないっていう直接は言わないんですけど、大体が「それ変えて何かいいことあるんですか?」っていう言い方をするんですけど、その場合はですね、北風でやるなら無理やり。よくやることは「自分がやってることを仕組化して誰でもできるようにして」っていうことを要求するときに「何でそんなのやるんですか?」みたいなのあったんですけど、もうそれを無理やりやらせちゃうっていうのはよくやりました。


ただ、北風なんでできる限りはやっぱ一緒にそれを言っていくっていうのを続けて続けて無理だったなっていうプロセスは取りましたけどって感じです。


(トミー)実はみなさん。我々はテーマだけ聞いて撮影に臨んでおってですね、事前の打合せ一切してないんですよ。


変化をしてもらうには北風よりも太陽アプローチ

北風と太陽の話を行うとしよう!

(トミー)ところが僕が今、北風と太陽の話を行うとしよう!と思ってた中で、ハラダにちょっと言われてしまいまして、お、来たな来たなって思ってたんですけど、変化をしてもらうっていうのは北風と太陽で、北風のアプローチをするとやっぱり服を脱ぎたくなくなって、より身構えるわけです。「変わらねーーーー!!!!」っていう風に。


で、あったかくなると自ら服を脱ぐわけですよ。「君はコートを脱いだ方がいいよ!」って言っても、それが北風で来ると絶対に脱ぎません!となるわけですね。で、あったかくなると暑いから自分で脱ぐわけですよ。「あ~脱いで気持ちがいい」になるわけですよ。今日はえ~そういうことで・・・・


(ハラダ)もっともっとなんか・・・!


(トミー)要は、まず自分から変わろうと思わない限り変わらないってことなんですよ。だから自分から脱ごうと思わない限り脱がないですよ。どうすれば自分から脱ぐようになるのかっていうこういう話じゃないですか。脳科学者の西田先生という方の本で学んだ話なんですけど、人間ほど変化を好む動物は実は世の中には存在しないんだと、なぜか?だって人間が一番変化したから生き残ってきたんでしょう。


生物の歴史の中でっていうのはこういうことなんですよ。人間は自ら変化をして生き残ってきた。生物も色んなね、生き残ってきてるし絶滅しちゃったものもあるけど、絶滅したのは気候の変化に対応できないとかね。

結局変化したものだけが残っていける

(トミー)対応できない人たちは生き残っていけない。結局変化したものだけが残っていけるっていうのかこういう構造になってるっていうね。世の中っていうのは。


で、その中でも、自ら変わっていこうっていう風にどう思うことができるかっていう、そういうことなんですよ。

で、心理学的なアプローチで言えば幾つかあるんですよ。例えば、よくないアプローチでよく言われるのが、集団圧力をかけるっていう。変えるためには「みんなこっちでやり方やってんだよ。なんでお前だけそういうやり方やんないんだ」みたいな。これは、北風に近いアプローチですよ。


後は、考え方が変わるのは体感ですよね。例えば、僕はよくゴルフをやるので、ミズノのドライバーを買おうと思ったら、店からでてきたらテーラーメイドのドライバーを持ってた。何でですか?店員に勧められたんですか?いや違う。試打して打ってみたらこっちの方が全然よかった。だから一回やってみていいじゃないって思ったら変わるとかね。


誰に言ってもらうかも大事


イシカワさんていう社長がいて、イシカワさんの講演で僕は面白い話を聞いて、彼は出身が岡山なんですけども、岡山のその農村地帯に対して地域創生のプロジェクトで若者がこういう風に自分の地元を変えたいと。それに対してイシカワさんがいいプランにはお金をつけて、その変化を応援してあげるっていう話で、若者が一生懸命プレゼンしてこういう風に変えようというんで、それいいねって言って、地域の説明会に行ったそうなんですよ。


で、プレゼン終わって「イシカワさんがこういうので私も協力します」っていう話をしたら、全員老人が反対する。

全員老人が反対する

(トミー)「そんなの必要ない!今のままでいいんだ」で、全員反対になっちゃって。じゃあもう一回機会をくれってことで、第二回目のプレゼンをやったんだけど、それでも全員反対で。ところがたった一人の一言の発言で全部賛成に変わったんです。なぜでしょうか?

たった1人の一言の発言で全部賛成に変わったんです

(ヒガキ)え~なんだろう・・・なんですかね。めちゃくちゃ面白いと思えたプレゼンだった?


(トミー)全然つまんない話でしたね、今はね・・・


(ハラダ)僕もわかんないです。


(トミー)結論はですね、ある病院の看護師の方がですね、「私はこのプラン面白いと思うわ。今反対された〇〇さん△△さんたちが、このプランに賛成して、一生懸命みんなでやってこの村が変わっていく姿を見てみたい」って一言言ったら、「ワシは実は内心はいいプランだと思ってたんじゃよ・・・」っていうような話になって、マドンナだったわけですよ。


だからそのマドンナが言うと「もうちょっといいとこ見せたい!」みたいな感じになって賛成になっちゃったっていう笑い話をされてですね。

結局誰が言うかによって変わるんだな!

(トミー)結局、誰が言うかによって変わるんだな!みたいな話をされていたわけですよ。これがやっぱすごく言い得て妙だなと思ってて、結局その人がそういう状態になりたいっていう風にいかに思わすことができるかっていう、そういうことなんですよ。


言う人変えれば、例えばヒガキのお父さんね、結構頑固だってお話聞いてましたけど、大の長嶋監督のファンだったら長嶋さんから「いやー、ヒガキさんもっとこういう風にやったらかっこいいね!」なんて言われたら「わかりました!」って変えちゃうかもしれないみたいなね。上の世代の人たち。だからそういう部分もあると思います。

どういう風にアプローチをすると自分で変わった方がいいかな?

(トミー)なので、結局自らが変わりたいっていう風に思ってもらうためには、どういう風にアプローチをすると自分で変わった方がいいかな?っていう風に思うのか?ってことを考えることが我々の仕事だってことです。


なので、その人にとってそういう風にした方がいいよっていうことを手を変え品を変えアプローチしていって、どういう部分でさせるかっていうのは人によって全然違うってことなんですよ。


だからそれを諦めずに色んなアプローチをしていくことが大事だっていうのが今日の結論です。


(ハラダ)そうですね。どうやってあったかく思って脱がせるかっていうのは、自分はあったかくしてるつもりでもそうじゃないかもしれないですけどね!


(トミー)うん、気を付けないとな。


(ヒガキ)あったかいのをやってるつもりなのでどんどん強くなっていって最終的にすごい冷たい北風になってるっていう・・・


(トミー)人がこういう風にやったからうまくいったって聞いて、それをそのままやっていてうまくいかないっていうのがヒガキのパターン。


(ヒガキ)勉強していきたいと思います!ありがとうございました!!!


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